それはまるで食欲に似た、

人間は三大欲というものを持っているという。


睡眠欲、性欲、そして食欲。


恐らく普通の人間である限りは誰もが持っているであろう欲望。
とりわけ食欲は、欠けば死へとリンクする為であろうか
どんなに辛くて苦しい状況であろうとも


手を伸ばさずにはいられないのでしょう。






炯は以前よりバーサク状態に陥る事が多くなった。
まるで狂ったように突然暴れ出し、かと思えばすぐ大人しくなって睨みつける。
その瞳に隠しきれない恐怖と悲しみが揺れるのが私に何よりの快感をもたらすのだ


「何も食べなかったんですか?」


炯のいる部屋のテーブルに置かれた時と同じ状態の食事を乗せたトレーを
見つけてそう問うた。

「今日は一度も食事に手をつけていませんね、どうかしましたか?」
「・・・・・・・・・・・・・」
炯がこちらを向いて一瞥したがすぐ背を向けた。
此処に着てから少しやつれたようにも思えるその背中
必死に耐えるその背中が、堪らなく愛しいと思えた。


炯に近付いて無防備な後頭部にレーザー銃を押し付ける。
「最近のあなたはいつでも殺せますよ、つまらない」
「殺せばいいだろ」
振り向いた彼の目は、決して絶望してはいなかった、諦念しているわけでもなく。
その眼だけは、ギラギラと、力を失わず輝いていた。


「このまま食べなくても、死ぬけどな」
シニカルに笑う表情が似合わなくて、苛立たせた。
赤髪の、彼の、愛しい人を彷彿とさせて





「お前は、俺を、殺せない。」





自信に満ち溢れた声で、はっきりと告げられる。
それを否定出来ない自分に怒りを覚えて、奥歯を強く噛締めた。




仕様もない。
本当に囚われているのか彼だろうか




「フフ」
込上げてくる笑いを堪える事ができそうに、無い。
馬鹿馬鹿しい、そう笑いたいのに自嘲的な笑いが漏れた。


押し付けたままのレーザー銃で炯の頭を叩き付けた。
炯の身体が床に崩れ落ちて蹲る
「いってぇ・・・・・・」
身動き一つ出来ない身体に跨って両手の自由を封じた。
「炯、あまり私を甘く見ないで下さい」
少し前に噛み付いた傷跡がまだはっきりと残っていて、少し気分を良くした。
「あなたの血は、とても甘い」
首筋を辿って降りてきた舌が傷跡に触れて、そこにもう一度噛み付く。
覚えのある痛みに炯が引き攣った叫びを上げた。
「ひぃいああああああ!!!」
突き破った皮膚の下から鮮血が溢れる。
ぴちゃぴちゃと嘗め回す舌の感覚に炯の身体が反応を示しているのは直ぐに解った。
片手を炯自身に触れると、ソコは既に硬さを持ち始めていた。
「痛いのが好きですか?感じていますね」
「んなわけ・・ねぇ・・・」
苦しげな表情で強がりを言う炯が可笑しい。
早く、早く、堕ちてしまえばいいのに


先端に爪を立ててグリグリと刺激してやれば嬌声がひっきりなしに零れる。
「やぁ・・・あっあっ、ひぁあ」
「これだけヨガっておいて、感じてないわけないでしょう」
ねぇ、炯、と呼びかければ顔を逸らして泣きそうに顔を歪める。
「勝手にイかないでくださいね」
持っていた紐で炯自身の根本を縛り上げた。
「やめっ・・・外せ!」
高められた快感を塞き止められた炯が涙目で訴える。
「私が外すまで我慢してください」
先ほどまで炯のモノを弄っていた手を更に後ろへと滑らせて
固く閉じられた入り口に指を這わせて二本同時に突き入れた。
「いっ・・・・あああぁぁぁ」
乱暴に中を掻き回すように動かすと、炯の声に痛みだけではない色が含まれる。
「はっ・・・あ・・・あぁ」
快感をやり過ごそうと強く噛まれた唇が白くなっていた。
「あ・・・・・ゃ」
炯の中を蹂躙した指を抜くと物足りなさげに入り口がヒクついているのがいやに官能的に見えた。
「イヤラシイ躯ですね、誰に教えてもらったんですか」
皮肉っぽい言い方で、しかし誰を指してるのか明瞭な問いかけに炯は顔は羞恥に染まる。
「どうやって、誘うんですか?見せてください」
「ざ・・・けんな、」
「あの人にもそうやって可愛い顔して言うんですか?」
つぅ、と入り口の周りを指でなぞると炯の身体がビクンと撥ねる。
塞き止められたままの自身もそろそろ限界なのだろう。
荒く吐く息が表しているようだった。
さあ、後は堕ちるだけ




「は・・・やくっ」






ああ、堕ちた。




誘われるがままに自身を突き入れて、その躯を蹂躙する
「ひぃっあああ」
突き上げられる度に炯を快感が襲う。
律動を開始すると部屋には炯の喘ぎ声と互いの荒い息遣いだけが響いた。
「はぁっ・・・あ・・・ああ―――」
「炯・・・」
「はず・・せっ・・・!!」
炯が途切れ途切れの声で訴えるのに、小さく笑って戒めていた紐を解いた。
小さく悲鳴をあげて達した炯は意識を飛ばし、糸が切れたように体から力が抜けた





その唇、声、瞳、手に入れようと
手を伸ばさずにはいられない。


それはまるで食欲に似た、欲望に思われた。




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目が・・・・!!目がァァァあ!!
イタすぎて直視できない悪寒。EROは鬼畜だと恥かしくなくかけますね(笑顔)
虐めの一環としてさらりと書けます。
この題難しくてEROで誤魔化したのバレバレである。しってるぅ

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