黒
「春音、助けに来たよ」
牢屋のドアが開いて、春音の視界に映ったのは黒髪の青年だった
その男はいつだって品の良さそうな笑みを湛えている
「闇が、来てくれたの?キミも散歩のついで?」
「散歩してたらたまたま、ね」
「そう、わざわざ有難う。こんなトコまで散歩も珍しいね」
「フフ、だから早く散歩の続きをお願いできるかな。此処からの眺めも嫌いじゃないけどね」
「言われなくても、闇と二人なんて悪いけどごめんだしね」
春音は闇から渡された武器を受け取り何度か振り
手に馴染ませるようにするとドアを塞ぐように立っていた闇を押し退けた
「それは、残念だね。誰に来て欲しかったのかな」
「そんなの決まってるでしょ、可愛い子ならばボクは誰でも」
「それは気が合いそうだね、僕も可愛い子は大好き」
「あはっ、キミとボクの気が合うなんて有り得ないよ」
「フフ、ホントは僕もそう思ってたよ」
ヒュッと風をきって春音の武器である赤いヌンチャクが宙を飛ぶ
何か鈍い音がしてすぐに辺りは静けさを取り戻す
「わざわざありがとうね」
「キミに貸しを作るのは嫌だからね
ていうか、油断しすぎじゃないの」
そう言って武器を構えなおして春音はさっさと歩き出す
すっかり伸びている敵兵を闇はチラ、と見て笑った
「じゃあ、抜けるよ」
「足手まといにはならないでね」
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こんな感じで二人だけだと怖ろしい会話がなされていればいいね
でも結構悪友的な感じで相性は悪くないんだと思う
刀とヌンチャク真っ黒大好き!ww
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