2
「クラウド!!」
後ろから駆け足で向かってくる足音と、最近聞きなれた声に後ろを振り返った。
「炯!」
一寸前に任務で一緒になったタークス。
それ以来、会社でもつるむようになった、友達
それにしても炯が焦って俺に用事があるなんてよっぽどだ。
「どうかした?」
俺が思った疑問を素直に口にすると炯が嬉しそうに笑う。
「クラウド、誕生日なんだってな!おめでとう」
ああ、そういえば。
自分でも忘れかけていた誕生日。
思えばニブルヘイムの頃から盛大に祝われた事の無い誕生日。
母さんが作ってくれるケーキだけが贅沢だった。
「あ・・・ありがとうっ」
心から祝ってくれている炯の表情に、つい照れてしまう。
トモダチって、こういうものなんだなぁ。
「なんか用意したかったんだけど、今日ザックスに聞いたからごめんな」
申し訳なさそうに頭を下げる炯に俺が焦ってしまう
「ううん、嬉しいよ」
炯の頭をぽす、と叩くと顔をあげてまたパッと笑う。
よかった。
「じゃあ俺仕事行くな!ザックスによろしく」
炯は来た時と同じ様に駆け足で去っていく。
ザックスによろしく
炯に俺の誕生日を教えたのがザックスらしい
そして意味ありげな炯の「よろしく」
ああ、これからどんな顔でアンタに会えばいいのさ。
ザックス。
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