スタンド・バイ・ミー


冬の朝は、冷え込む
それは部屋に暖房を入れて、男二人がベッドで身を寄せ合っててもやはり寒い
レノは自覚していたが寝起きが決して良くない
寒さに少し身じろいでボンヤリとした意識の中で隣で眠っているロッドを抱き寄せて温まろうとする
、が伸ばした腕は何も捕えることはなくはた、とレノは目を開く
するとやはりそこにロッドの姿はなく、ほんの少しの苛立ちと共に体を起こした

「あ、レノ、起きたんだ」

心なしか弾んだ声
声のするほうへ目をやると窓にはりついて子供みたいに目をキラキラさせたロッドがいた
無邪気に駆け寄ってロッドはレノの頬に手をあてる
ひんやりとした感触に思わず身震いをしてしまうのは先程まで暖かい蒲団の中にいた体にはしょうがない
しかしロッドは子供が悪戯に成功したみたくキシシと笑ってまた窓辺に戻ってしまう

「レノ、初雪だぜ」
「ゆき?」

ああ、通りで今日は冷え込むわけだ
言われ、窓に目をやればひらひらと舞う雪
それを飽きもせず只管に眺め続けるコイビト
くそ、ガキめ

「そんなに楽しいですか、と?」
「だって俺の故郷じゃ降らなかったし」
「ふーん・・・なぁ」

呼びかけてそのまま態と声は発さずに口だけ動かす

「え?」

聞き取れなかったと思ったロッドがレノの側まで来る
お前、ほんと騙されやすくて、好き、なんていうのは秘密にして
そのままロッドの体を引き寄せて逃げ出せないように腕でしっかり捕まえる

「ちょおお、レノ!なに!」
「もう少し寝かせろよ、と」

チュ、と音をたてて小さくキスをする
お前がいないと安眠できないなんていうのは冬の寒さがいけないのだと言うことにしとこう


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我侭レノと子供ロッド
ふゆーて感じの話がかきたかっただけっていうか
冬はお蒲団から出たくなくなるよね

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